製品の品質は“洗濯”から始まる
谷口商店グループ
洗濯グループ マネージャー 大橋 晶子さん
医薬品の品質を支えているのは、研究や製造だけではありません。
その裏側には、徹底的に“清潔”を守り抜くプロフェッショナルな仕事があります。
谷口商店グループには、そうした縁の下の力持ちとして現場を支える社員が数多くいます。
今回は武田薬品工業の工場で使用される作業服の洗濯を担う、大橋晶子マネージャーにお話を伺いました。
一見、身近に感じる「洗濯」という仕事。
しかしその役割は、医薬品の品質に直結する極めて重要な工程の一つです。
「洗濯も製品づくりの一部」—現場で受け継がれる誇り
大橋さんは現在、武田薬品工業の工場内にある約10か所の建屋を担当しています。
それぞれの建屋では異なる医薬品が製造されており、扱う作業服の種類や管理方法も厳格に定められています。
大橋さんが業務にあたる上で大切にしているのは、入社当初、指導担当者からかけられたある言葉です。
「これは単なる洗濯ではなく、製品を作るための一つの過程だと思って仕事をしなさい。」
「私たちは直接製品を作っているわけではありません。ですが、もし洗濯にわずかな見落としがあれば、それは薬品の品質に影響を及ぼしかねません。だからこそ、私たちも『一緒に製品を作っているんだ』という責任と自負を持って、日々の業務に取り組んでいます。」
決して目立つ仕事ではありませんが、その一着一着に、医薬品の安全が委ねられています。
“洗濯”のイメージを覆す、緻密でストイックな工程
作業服は清浄度に応じてA~Gのグレードに分類されています。
無菌室で使用される服や下着、3種類ものソックス、手袋、靴など、扱うアイテムは多岐にわたります。
1日の流れは、一見シンプルです。
朝礼後、各建屋を回って洗濯物を回収し、グレードごとに洗濯・乾燥。
その後、畳みながら汚れやほつれを確認し、検品・収納を行います。
しかし、その実態は非常に緻密です。
汚れがあれば事前に手洗いで落とし、検品では、わずかな異常も見逃しません。
「特に高い清浄度が求められるAグレードの場合、小さなほつれが一つあるだけでも、すべて廃棄します。」
洗濯以外の工程は、ほぼすべてが手作業です。
一つひとつを目視で徹底的に確認するため、常に高い集中力が求められる仕事です。
パートからマネージャーへ。
継続の先にあった達成感
元々は、子育てと両立するために「1日4時間のパート」として入社した大橋さん。
「家庭の洗濯とは違うと聞いてはいましたが、初めて見るプロの現場は驚きと発見の連続で、毎日が楽しかったですね。」
着実に経験を重ね、現在はマネージャーとして現場を統括する立場に。
実務に加え、管理業務としての事務作業もこなします。
「パソコンに触れたことがなかったので、事務作業は今でも格闘中です(笑)でも、やっぱり私は現場が好き。」と朗らかな笑顔を見せます。
山のように積まれていた洗濯物を一つひとつ整え、美しく仕上がった状態を見ると、大きな達成感を感じるそうです。
今年の目標は「クレームゼロの継続」。
当たり前のことを当たり前に、丁寧に積み重ねていく。
その揺るぎない姿勢が、グループ全体の品質を支えています。
信頼で結ばれたチーム
職場は40~50代の女性が中心です。
穏やかな雰囲気ながらも、全員がプロとしての強い責任感を共有しています。
「お互いを信頼して任せ合わなければ、成り立たない仕事です。だからこそ、責任感を持って丁寧に向き合える人は、長く活躍されていますね。」
乾燥機の熱気による暑さや、細かな検品による目の疲れなど、決して楽な環境ではありません。それでも続けられるのは、この仕事の意義を実感しているからです。
「『お洗濯さんがいないと、自分たちの仕事は成り立たないんだよ。』そう声をかけていただいたことが、何より嬉しく、印象に残っています。」
自分たちの仕事が誰かの役に立ち、尊い命を救う医薬品づくりに貢献していると実感できた瞬間でした。
「好き」が“貢献”になる仕事ーこれからの仲間へ
最後に、これから応募を考える方へのメッセージをいただきました。
「最初は『洗濯が好き』というシンプルな気持ちでいいんです。その丁寧な手作業が、最終的には社会への大きな“貢献”に繋がっていきます。誇りを持って、一緒に働ける仲間を待っています。」
普段はあまり意識されることのない仕事かもしれません。
それでも、確かな責任と誇りを持って働く人たちがいます。
そんな一人ひとりの積み重ねが、現場を、そして品質を支えています。
グループの未来をともに創る
仲間を募集しています。

